地域における認知症の診療体制-アリドネ
2025.05.31
興和株式会社主催、地域連携会がありました。今回は、いつも認知症のご指導をいただきながら、活動のお手伝いをさせていただいている、メモリークリニック湘南 院長 内門大丈先生より、「地域における認知症の診療体制」についてご講演賜りました。
●抗Aβ抗体治療薬の平塚モデル:連携型認知症疾患医療センターとして、診断から治療まで地域の医療機関と連携しながら治療を遂行しております。
●認知症診療のステージ:「発病前・MCI・軽度・中等度・高度」 とステージ分類されますが、地域包括ケアとして、外来~訪問診療ができるため、全課程をフォローできます。
●厚生労働省からは、2025年問題を経て、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)の構築を推進しています。各医療機関連携ACCCA 介護保険サービス 認知症カフェなどの地域資源 初期集中支援チームの構築など
●貼付剤であるアリドネは、消化管の影響を受けにくく、肝臓通過しないため、悪心が少なく、薬の血中濃度が安定しています。使用方法は医師事にさまざまであることがわかりました。リバスチグミン(アセチルコリンエステラーゼだけでなく、ブチリルコリンエステラーゼも阻害する)を好む先生も多くいらっしゃいます。
現地開催ですが、30名程度の医師に参加いただきました。終了後に精神科の先生方とより深い議論を