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近況報告ー代診 エムガルティ GE製最新機種頸部エコー導入ー

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4月から新年度を迎え、当院の代診の先生方も一部変わりました。横浜市立大学脳神経外科 山本哲哉教授外来は需要も多く、6月より月2回金曜日の午後診療を快諾いただきました。とても熱心に診療にあたっていただいており、私自身の診療も身が引き締まる思いです。

木曜日の午後は、三宅茂太先生が医学博士をとって横浜市立脳卒中神経脊椎センターに異動になりましたため、市大本院脳神経外科 次世代臨床研究センターより、高瀬創先生が月2回代診をしていただけることになりました。高瀬先生は、脊椎脊髄外科専門医 スポーツドクターでもあり、しびれ外来や運動時外傷を中心に当院の診療を強化してくれています。

火曜日の午後は、川崎貴史先生が市大救命から藤沢湘南台病院に異動となり、大学本院脳神経外科大学院の大島聡人先生が月2回代診をしていただけることになりました。大島先生は脳腫瘍の専門性が高く、また英語が堪能ですので、英語による複雑なインフォームドコンセントなどをお願いいたします。

水曜日は、引き続き、市大本院の佐藤先生のしびれ外来、市大センター病院の東島先生のてんかん・ふるえ外来をお願いしています。

どの先生も、丁寧に診療してくれる方ばかりなので、いつでもお気軽にご相談ください。ありがたいことに日暮の外来も含め、とても多くの方々にご利用いただいておりまして、しばしば混雑し、ご迷惑をおかけいたしております。なんとか高い集中力をもって肝を見抜いていきたいと思います。予約制に関しては、医師の指示による検査予約や脳ドックをのぞいて、導入しておりません。予約制は、高齢者やネットが苦手な患者さんの不利益にもなる可能性があり、いまのところ公平性重視で対応していることにご理解いただけますと幸いです。

エムガルティについて: 新規に発売された片頭痛発作予防薬です。月1回クリニックで注射することにより(初回2本)、月の頭痛がおおよそ半減するイメージです。いまのところ当院の頭痛外来では、頭痛ダイアリーで発作状況を確認して、従来の内服予防薬でおおよそ8-9割の方で発作がほぼ消失~半減、あるいは1回の発作重症度の低減がえられています。そのなかでも改善が弱い場合、毎日内服することに抵抗がある などの場合、エムガルティは選択肢になりえると考えます。但し薬価が高く、保険適応ですが、1本45000円の保険自己負担分は13500円です。額に見合った効果が得られるかどうか、慎重にフォローしていく必要があります。関心がある場合は、日暮の外来で相談してください。

GE社製超音波装置: 脳卒中の診療にはとても大事な頸部エコー検査。GE製の最新機種を導入しました。当院は、脳卒中治療に特化した多くの病院と連携しております。頸部エコーは、動脈硬化や脳ドック的な検査のほか、頸動脈狭窄の手術適応の判断 ステント留置後のフォローアップには欠かせません。

コロナワクチン接種可能かの問い合わせ: 外来や電話で、非常にたくさんの問い合わせをいただいております。今のところエビデンスはないので、現在当院で処方している薬は継続して接種してください。接種当日は、医師会の持ち回りで主に開業医が接種前問診をしますので(私も当番があります)、その際に直近の状況をうかがってみてください。

 

この記事の執筆者

院長 日暮 雅一 ひぐらし まさかず

院長日暮 雅一 ひぐらし まさかず

略歴

1999年 横浜市立大学医学部 卒業
横浜市内複数の基幹病院で修練
2005年 小田原市立病院 
脳神経外科主任医長
(2005年度 脳神経外科部長代行)
2009年 横浜市立大学大学院医学研究科
脳神経外科助教
(2011年度 脳神経外科教室医局長)
2012年 Australia Macquarie大学留学
医工連携学research fellow
2014年 新緑脳神経外科・
横浜サイバーナイフセンター医長
2016年 ほどがや脳神経外科クリニック開設
2019年 医療法人社団 正念 設立

資格

  • 医学博士(神経薬理学)
  • 日本脳神経外科学会専門医
  • 日本頭痛学会専門医/指導医
  • 日本脳卒中学会専門医/指導医
  • 日本認知症学会専門医/指導医
  • 認知症サポート医
  • 日本医師会認定産業医
  • 身体障害者福祉法15条指定医(肢体不自由 言語咀嚼)
  • 難病指定医
  • 自立支援指定医療機関(てんかん)

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