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薬局・ドラッグストアは最もMOHを発見しやすい場所

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保土ヶ谷薬業会/アムジェン共催の勉強会がありました。担当薬局が、開業からお世話になっている加藤薬局で、現地+WEBハイブリッドだったので楽しくお話できました。薬剤師の先生方への講演は初めてですが、薬物乱用頭痛MOH(薬剤使用過多による頭痛)を併発しているような頭痛難民(適切な頭痛診療が必要であるが気づいてない/縁がない人)をもっとも発見しやすい立ち位置にあると感じています。啓発含め、いくつかスライド提示いたします。

頭痛の状態が悪い(=支障度が高い)と、本来のパフォーマンスでできる仕事量と質が低下し、労働生産性が低下していることが示されています。

海外(EUR)データですが、月8日を越えた先の労働生産性が大きく低下していることがわかります。転職・休職が必要となってしまう場合や、定時までなんとか仕事をできたとしても集中困難で生産性が大きく低下し、ひどくなった頭痛がおまけで帰宅についてきます。重度になると、新規チャレンジや困難に対する精神的レジリエンスが低下して、ダウンしてしまいます。

社会において、処方箋薬局やドラッグストアは、いつも市販薬を大量購入する人・医師から多量のNSAIDSを処方され続けている人などに触れる機会が多いと考えられます。疑ったら是非頭痛外来受診を勧めていただけたらと思います。ひいては、低下し続ける日本経済の底上げにもつながるのではないでしょうか(^_-)-☆

この記事の執筆者

院長 日暮 雅一 ひぐらし まさかず

院長日暮 雅一 ひぐらし まさかず

略歴

1999年 横浜市立大学医学部 卒業
横浜市内複数の基幹病院で修練
2005年 小田原市立病院 
脳神経外科主任医長
(2005年度 脳神経外科部長代行)
2009年 横浜市立大学大学院医学研究科
脳神経外科助教
(2011年度 脳神経外科教室医局長)
2012年 Australia Macquarie大学留学
医工連携学research fellow
2014年 新緑脳神経外科・
横浜サイバーナイフセンター医長
2016年 ほどがや脳神経外科クリニック開設
2019年 医療法人社団 正念 設立

資格

  • 医学博士(神経薬理学)
  • 日本脳神経外科学会専門医
  • 日本頭痛学会専門医/指導医
  • 日本脳卒中学会専門医/指導医
  • 日本認知症学会専門医/指導医
  • 認知症サポート医
  • 日本医師会認定産業医
  • 身体障害者福祉法15条指定医(肢体不自由 言語咀嚼)
  • 難病指定医
  • 自立支援指定医療機関(てんかん)

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