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レイボーのトリセツ

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日本イーライリリー株式会社主催、「レイボー Update Seminar in 神奈川」がありました。今回は、えびな脳神経クリニック 院長 岩田智則先生より、「片頭痛診療の最前線~新規治療薬レイボーの登場」と題して、ご講演いただきました。日暮は、座長とディスカッションのfacilitatorを担当させていただきました。コメンテーターとして、頭痛診療エキスパートである、たぐち脳神経クリニック 院長 田口博基先生と、湘南鎌倉総合病院 脳神経外科 医長 堀田和子先生にご参加いただきました。

レイボーは、頭痛市販薬やトリプタン製剤と同様、痛いときに飲む痛み止めの最新版です。参会者で共有共感された現時点でのコンセンサスは以下の通りです。ご興味がある方は、気軽にご相談ください。

●推奨される方:現行の痛み止めではスッキリ痛みの芯が取れない方 最後の砦としてイミグラン注射や点鼻に抵抗がある方 脳梗塞や心筋梗塞などの血管閉塞リスクのある方 高血圧や動脈硬化がある方

●始め方:初回使用時は、50mg錠から、休日・眠前・頭痛で寝こむ前などに内服を開始。眠気などの副作用が気にならない方で、物足りない方は50mg錠2錠を経てから100mgへ移行。

片頭痛の患者さんは、発作中は特に感覚過敏になります(めまい・眠い・だるい・羞明など)。レイボーは脳への移行率が高いため、除痛効果は抜群なのですが、50mgでも昼の仕事中などに内服すると数時間ねむけなどがでる場合があります。副作用は服用を慎重に重ねることにより軽減されます。いずれも片頭痛治療を専門に扱っている医師に尋ねてみてください。丁寧に説明くださりますよ(^^♪

この記事の執筆者

院長 日暮 雅一 ひぐらし まさかず

院長日暮 雅一 ひぐらし まさかず

略歴

1999年 横浜市立大学医学部 卒業
横浜市内複数の基幹病院で修練
2005年 小田原市立病院 
脳神経外科主任医長
(2005年度 脳神経外科部長代行)
2009年 横浜市立大学大学院医学研究科
脳神経外科助教
(2011年度 脳神経外科教室医局長)
2012年 Australia Macquarie大学留学
医工連携学research fellow
2014年 新緑脳神経外科・
横浜サイバーナイフセンター医長
2016年 ほどがや脳神経外科クリニック開設
2019年 医療法人社団 正念 設立

資格

  • 医学博士(神経薬理学)
  • 日本脳神経外科学会専門医
  • 日本頭痛学会専門医/指導医
  • 日本脳卒中学会専門医/指導医
  • 日本認知症学会専門医/指導医
  • 認知症サポート医
  • 日本医師会認定産業医
  • 身体障害者福祉法15条指定医(肢体不自由 言語咀嚼)
  • 難病指定医
  • 自立支援指定医療機関(てんかん)

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