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Bill Evans

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ある患者さんから、Bill Evansの貴重なライブDVDをいただきました。患者さんには、ジャズ愛好家や、ピアニストも多くいらっしゃいます。私も、腕はさておき、40年近くピアノを続けていまして、診療中に雑談で盛り上がったりします。

Bill Evansは、1960-1970年代に活躍したジャズピアニストで、独特な哀愁ただよう日本人好みの演奏をします。当時は、バップからモードへの転換期でいろいろな技法が試された時代で、Miles Davisバンドにも参加して名演を残しています。3,7,9,13やクラスターなどの独特の和声、頻繁なリハモ、多様なスケール、シンコペーションが印象的です。彼の演奏技法は、ジャズ理論を大きく前進させ、またその後の多くの演奏家に多大な影響を与えました。

写真の演奏は、ビルエバンスが50歳でなくなる1年前のもので、数少ないカラーのライブ映像です。髭の時代といわれます。演奏する手は、肝機能障害の影響と思われるむくみが強いですが、演奏の切れは抜群で、トークにも配慮している様子が伺えます。その1年後にライブ活動中に亡くなるまで、死を覚悟しながらも演奏を精力的に続けている姿もまた、惹かれます。

この記事の執筆者

院長 日暮 雅一 ひぐらし まさかず

院長日暮 雅一 ひぐらし まさかず

略歴

1999年 横浜市立大学医学部 卒業
横浜市内複数の基幹病院で修練
2005年 小田原市立病院 
脳神経外科主任医長
(2005年度 脳神経外科部長代行)
2009年 横浜市立大学大学院医学研究科
脳神経外科助教
(2011年度 脳神経外科教室医局長)
2012年 Australia Macquarie大学留学
医工連携学research fellow
2014年 新緑脳神経外科・
横浜サイバーナイフセンター医長
2016年 ほどがや脳神経外科クリニック開設
2019年 医療法人社団 正念 設立

資格

  • 医学博士(神経薬理学)
  • 日本脳神経外科学会専門医
  • 日本頭痛学会専門医/指導医
  • 日本脳卒中学会専門医/指導医
  • 日本認知症学会専門医/指導医
  • 認知症サポート医
  • 日本医師会認定産業医
  • 身体障害者福祉法15条指定医(肢体不自由 言語咀嚼)
  • 難病指定医
  • 自立支援指定医療機関(てんかん)

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