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KANAGAWA Migraine Expert Meeting 2024

ブログ  / 頭痛

大塚製薬株式会社主催、KANAGAWA Migraine Expert Meeting 2024がありました。現地+WEBで情報交換会付の昨今においてはとても貴重な時間でした。

独協医科大学 名誉教授 (前 独協医科大学 脳神経内科 主任教授/第3代 日本頭痛学会会長)による特別講演がありました。栃木から現地参加していただき、現地参加した多くの神奈川県の頭痛診療医にとっては、とてもありがたく貴重な機会でした。五十嵐久佳先生には、公私にわたりご教授いただいており、今回も座長・コメンテーターと会がとても締まりました。秋山久尚先生は、トータル10回を超える地域会でご一緒しており、いつも楽しく協働させていただいております。平井先生は、小生の弟(日暮憲道・武蔵小杉てんかん小児科)の同級生で久しぶりのご対面でもあり、また帝京と近くなのでよい連携が期待されます。山下晃平先生には、神奈川脳神経科医会およびACVS委員会を一緒にしている大先輩です。

いくつか印象にのこったポイントを述べたいと思います。

・発作間欠期症状の「予期不安」が消えるまでは治療が必要
・トリプタン製剤+消炎鎮痛剤ではナイキサンが推奨
・片頭痛増悪因子:ストレス不眠80% 天候50% 匂い・光・音過敏40%(3つともあるひとは重症になりやすい)低血糖(飴などで血糖値を上げる)
・Relivion🄬:頭痛時(予期時)に前額部に装着する非侵襲型neuromodulation device
・慢性片頭痛は長期にわたりperiodicにつづけることでさらなる軽減が期待できる一方、反復性片頭痛はスポットユーズでも満足度が高い可能性
・アジョビは中和抗体ができずに長期作用が期待できる

また、今回当院がとてもお世話になった横浜市立市民病院脳神経内科の山口滋紀先生、現在は湘南藤沢徳洲会病院 神経内科/脳卒中センター長でご活躍です。久しぶりにお会いでき(^^♪

今回はとても多くの現地参加があり、全体集合写真の機会を逸してしまいすみません。

最後に役割者と、左から、ひぐらし雅 山下先生 平田先生 (ひぐらし憲) 平井先生 五十嵐先生 秋山先生 いつもご教授ありがとうございます(^^)/

この記事の執筆者

院長 日暮 雅一 ひぐらし まさかず

院長日暮 雅一 ひぐらし まさかず

略歴

1999年 横浜市立大学医学部 卒業
横浜市内複数の基幹病院で修練
2005年 小田原市立病院 
脳神経外科主任医長
(2005年度 脳神経外科部長代行)
2009年 横浜市立大学大学院医学研究科
脳神経外科助教
(2011年度 脳神経外科教室医局長)
2012年 Australia Macquarie大学留学
医工連携学research fellow
2014年 新緑脳神経外科・
横浜サイバーナイフセンター医長
2016年 ほどがや脳神経外科クリニック開設
2019年 医療法人社団 正念 設立

資格

  • 医学博士(神経薬理学)
  • 日本脳神経外科学会専門医
  • 日本頭痛学会専門医/指導医
  • 日本脳卒中学会専門医/指導医
  • 日本認知症学会専門医/指導医
  • 認知症サポート医
  • 日本医師会認定産業医
  • 身体障害者福祉法15条指定医(肢体不自由 言語咀嚼)
  • 難病指定医
  • 自立支援指定医療機関(てんかん)

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