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片頭痛支障の見える化-エムガルティ

ブログ  / 頭痛

エムガルティ Migraine Update Conference in YOKOHAMAがありました。今回は、新しい頭痛評価ツールを提案している つだぬま頭痛・脳神経外科クリニック 院長 寺尾健先生 ご講演、座長はいつもお世話になっております子安脳神経外科クリニックの子安英樹先生でした。小生は、ディスカッション座長をさせていただきました。
その頭痛は片頭痛なのかどうか、片頭痛の場合は、どの程度の重症度なのかを判別するステップが、正解に至るうえで重要です。また、問診のみにより形成される疾患なため、「見える化ツール」が必要です。元祖は頭痛ダイアリーで、HIT-6 MIDAS MIBS-4などが、一般的に治療効果判定につかわれているものです。今回、寺尾先生は学会にておいて独自のツールを開発し発表されました。今回、その有用性について、お話をうかがいました。

(上図)寺尾先生の開発されたスプレッドシートです。当院でも、CGRP薬使用者は、HIT6およびMIBS4をルーチンとしておりますが、その都度、上図にプロットすると、改善など効果判定が一目瞭然です。白ゾーンをキープしていれば片頭痛の状態は許容範囲と考えられます。当院では、上図にも対応いたしますので、興味のある患者さんは使用してみてください。

ディスカッションでは、「片頭痛による日常生活の支障評価」「スケールの活用」など、各クリニックでの経験を共有しました。

この記事の執筆者

院長 日暮 雅一 ひぐらし まさかず

院長日暮 雅一 ひぐらし まさかず

略歴

1999年 横浜市立大学医学部 卒業
横浜市内複数の基幹病院で修練
2005年 小田原市立病院 
脳神経外科主任医長
(2005年度 脳神経外科部長代行)
2009年 横浜市立大学大学院医学研究科
脳神経外科助教
(2011年度 脳神経外科教室医局長)
2012年 Australia Macquarie大学留学
医工連携学research fellow
2014年 新緑脳神経外科・
横浜サイバーナイフセンター医長
2016年 ほどがや脳神経外科クリニック開設
2019年 医療法人社団 正念 設立

資格

  • 医学博士(神経薬理学)
  • 日本脳神経外科学会専門医
  • 日本頭痛学会専門医/指導医
  • 日本脳卒中学会専門医/指導医
  • 日本認知症学会専門医/指導医
  • 認知症サポート医
  • 日本医師会認定産業医
  • 身体障害者福祉法15条指定医(肢体不自由 言語咀嚼)
  • 難病指定医
  • 自立支援指定医療機関(てんかん)

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