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第2回神奈川頭痛ネットワークSeminar

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第2回神奈川頭痛ネットワークSeminarがありました。大塚製薬主催で、五十嵐久佳先生・秋山久尚教授が代表世話人です。今回、当院の運命共同体でもある、ココカラファイン保土ヶ谷店薬局長 紀陸正光先生と、茂原市の鈴木神経病院 井上悟先生(精神科・頭痛専門医)でした。
CGRP製剤は高額なため、使われずに期限切れは廃棄になりますが、今のところ、当院とのネットワークでロジスティクスは絶妙に行われていることを知りました。また、頭痛関連の薬が集まるので、イミグラン注射や点鼻欠品が世間で広まると、当院に求めに来る患者も多く、薬局がうまく集めて供給できていることがとてもうれしくおもいます。遠方よりオンラインで処方を求める方もちらほらでてきております。
今後OTCが推奨される風潮がありますので、しっかり警鐘を鳴らしていかないと、薬物乱用頭痛におちいる患者さんが増える可能性があります。経営の話になりますが、高額な薬を医院で扱う場合、高点数リスクを背負うわけですが、薬局が協力してくれることにより、より多くの方々にCGRP製剤を処方することができます。紀陸先生、貴重な講演ありがとうございました。
●ココカラ保土ヶ谷店薬局の利点:薬剤師11人 オンライン服薬指導 キャッシュレスメイン マツキヨココカラポイント活用(Dポイントも) ココカラファイングループ機関間で不足・期限切れ調整している CGRP製剤は10-30常時保管 茂原市の鈴木神経病院 井上悟先生より、片頭痛とうつ不安の関係性についてお話いただきました。遠隔であったため集合写真は厳しかったのが残念です。さて、うつ不安と片頭痛は共存症として有名で、両方治療している患者さんも多くいらっしゃいます。薬物乱用頭痛MOH外来には、うつ・不眠・全般性不安症を合併する患者さんが多いとのことです。アルツハイマー型認知症の30項目リスクにも、うつ・不安・片頭痛があると知りました。深睡眠時のグリンパティックシステム(Glymphatic system)は、夜間の老廃物除去システムであり、飲酒やベンゾジアゼピン系睡眠薬で阻害されます。当方としては、従来予防薬はメンタルに影響するものが多く、精神科の治療を鑑みるとやや扱いにくい薬となりますが、CGRP製剤をつかうと、うつ不安の状態が改善することも報告されております(UNITE試験)。なぜCGRP薬をつかうとうつ不安が改善するかは諸説説明提示されました。今後の研究により、明らかになっていくと思います。また、アジョビがダウンレギュレーションがしにくいのは、等電点の観点から説明できるのではないかとのことでした。

 

この記事の執筆者

院長 日暮 雅一 ひぐらし まさかず

院長日暮 雅一 ひぐらし まさかず

略歴

1999年 横浜市立大学医学部 卒業
横浜市内複数の基幹病院で修練
2005年 小田原市立病院 
脳神経外科主任医長
(2005年度 脳神経外科部長代行)
2009年 横浜市立大学大学院医学研究科
脳神経外科助教
(2011年度 脳神経外科教室医局長)
2012年 Australia Macquarie大学留学
医工連携学research fellow
2014年 新緑脳神経外科・
横浜サイバーナイフセンター医長
2016年 ほどがや脳神経外科クリニック開設
2019年 医療法人社団 正念 設立

資格

  • 医学博士(神経薬理学)
  • 日本脳神経外科学会専門医
  • 日本頭痛学会専門医/指導医
  • 日本脳卒中学会専門医/指導医
  • 日本認知症学会専門医/指導医
  • 認知症サポート医
  • 日本医師会認定産業医
  • 身体障害者福祉法15条指定医(肢体不自由 言語咀嚼)
  • 難病指定医
  • 自立支援指定医療機関(てんかん)

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