頭痛診療~かかりつけ医の役割~専門医の役割~
開院して10年目に入りました。当院お隣にある浅井皮膚科クリニック 保土ヶ谷区医師会 会長である浅井俊弥先生に座長をしていただき、保土ヶ谷区医師会 新参者の理事として、当院の看板事業の一つである「頭痛外来」についてお話する機会をいただきました。

「頭痛」は、日本人の10-20%にみられ、半分くらいの方々は医療が必要な時期が人生のうち数回あると考えられます。かかりつけ医や脳神経系医療機関以外に相談するケースが半分をしめている実態があり、地域の先生方に頭痛で困っている方々の見つけ方や対処法など、啓発の願いをこめてお話しました。頭痛をみつけ、予防薬などで生活改善を得た場合は、患者さんと喜びを享受できると思います。
片頭痛は命にはかかわらない神経系の疾患ですが、状態が悪くなると長期にわたり何もできない状況に陥るリスクをかかえています。一方、怖い病気のサインとして出る場合があります。

明らかに頭痛で生活が阻害されている患者さんがいたら、あるいは、SNOOP10という怖い頭痛の可能性がある場合は、頭痛専門医や脳神経クリニックへつないでいただけるとよいです。
縁のあった保土ヶ谷において、医師会の先生方と様々な仕事をさせてもらえることに感謝いたします。会長先生に本講演会で座長の労をお取りいただき感謝いたします
