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近況報告ー横浜市大病院 横浜市民病院ー

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とりあえずコロナがおちつきつつありますが、日々暑くなって参りました。距離+マスクを適宜つけての熱中症対策が必要です。日々診療連携しているなかで、face to faceの顔の見える連携は大切です。エチケットを守りつつ横浜市関連の施設と情報交換会がありました。同じ空間でじっくりお話することはやはり話題を掘り下げる力があると感じます。

当院の診療にもご支援いただいている、横浜市立大学脳神経外科 山本哲哉教授と情報交換をしました。当院との連携や、脳神経外科教室のことなどお話しました。私見ですが脳疾患に対する診断・治療方法は、科学の進歩にあわせて、おおよそ10年単位で大きく変化する印象です。横浜エリアは、都市ユニットとしてのコホート人口も多く、市大脳外科医局への入局者数は全国でもトップクラスの人気がありますので、次の10年へ向かって様々な発信を生み出す可能性を有しています。たとえば亜専門領域subspecialtyでは、脳血管内治療における巨大脳動脈瘤や動脈解離へのデバイスの進歩 難治性てんかんやパーキンソン病などへの外科治療 特殊性の高い腫瘍(頭蓋底・膠芽腫・小児)に対する集学的治療 などです。臨床研究や治験などで常に鍛えていく必要があります。医療の進歩の方向は、より低侵襲で効果的かつ治療結果の外科医差の少なくなる技法の開発へ向かっていますが、未だ高い技量と長い時間を要する顕微鏡手術およびそれを遂行するサムライスピリットは必須です。

ダイヤモンドプリンセスへの対応などで奮闘した横浜市立市民病院。ちょうど同じタイミングで、最先端設備を備えた新病院として新たにスタートしています。同院 脳血管内治療科を統率する増尾先生が機会を作っていただき、近隣の脳神経外科クリニックの先生方と、脳卒中診療の設備などを内覧させていただきました。子安先生(子安脳神経外科クリニック)太田先生(新緑脳神経外科)宮崎先生(よこはま高島町クリニック)私で、連携について相談しました。脳卒中の治療は、開頭から血管内治療に大幅に移行しつつあります。血管内治療を行うカテーテル室の設備がすばらしかったのと、オペ室の中廊下がとても長く、ICU CCU HCUの規模の大きさにも驚きました。

この記事の執筆者

院長 日暮 雅一 ひぐらし まさかず

院長日暮 雅一 ひぐらし まさかず

略歴

1999年 横浜市立大学医学部 卒業
横浜市内複数の基幹病院で修練
2005年 小田原市立病院 
脳神経外科主任医長
(2005年度 脳神経外科部長代行)
2009年 横浜市立大学大学院医学研究科
脳神経外科助教
(2011年度 脳神経外科教室医局長)
2012年 Australia Macquarie大学留学
医工連携学research fellow
2014年 新緑脳神経外科・
横浜サイバーナイフセンター医長
2016年 ほどがや脳神経外科クリニック開設
2019年 医療法人社団 正念 設立

資格

  • 医学博士(神経薬理学)
  • 日本脳神経外科学会専門医
  • 日本頭痛学会専門医/指導医
  • 日本脳卒中学会専門医/指導医
  • 日本認知症学会専門医/指導医
  • 認知症サポート医
  • 日本医師会認定産業医
  • 身体障害者福祉法15条指定医(肢体不自由 言語咀嚼)
  • 難病指定医
  • 自立支援指定医療機関(てんかん)

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