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脳ドック

脳ドックの目的

脳ドックとは、脳梗塞などの脳疾患の発症リスクを早期に発見することを目的として、MRI検査や血液検査を行う健診です。脳の疾患は症状がないうちに病変が進行し、発症したときには治療が間に合わないことが少なくないため、定期的に脳の状態を検査することが重要です。

MRI検査


脳ドックをお勧めする方

  • 脳の状態に不安がある方 
  • 物忘れが気になる方 
  • 高血圧や糖尿病、脂質異常症、心臓病(不整脈や狭心症)を指摘されたことがある方  
  • 血縁者に脳卒中や脳腫瘍の方がいる方
  • 40歳以上で、脳の健康状態について定期的に確認したい方
  • 脳の疾患を早期に発見したい方

脳ドックでわかる病気

  • 脳腫瘍
  • 無症候性脳梗塞
  • 脳出血の既往
  • 未破裂脳動脈瘤
  • 脳の血管奇形
  • 脳萎縮
  • 水頭症

など


脳ドックを希望される方へ

下記の内容を確認の上、お電話にてご予約ください。

注意点

  • 脳ドックは、保険診療ではなく自費で行う健診となります。
  • MRI検査=脳ドックではなく、脳ドックはMRI検査をはじめとした脳に関する複数の検査の総称です。

脳ドック受診の流れ

まずは、お電話もしくはマーソにて脳ドックの日時をご予約ください。

1ご来院・受付

検査当日は、予約時間の15分前までにご来院いただき、受付に脳ドック受診で来られたことをお伝えください。

2問診票の記入

問診票とMRI問診票、脳ドック問診票をご記入いただきます。

3検査

書類の手続きが済みましたら、MRI室にご案内します。MRI室で検査着へとお着替えいただき、MRI撮影を行います。検査時間は約20分です。

4結果説明

検査終了後院長によるMRI検査結果の説明があります。

5ご帰宅

受付にて会計していただき、ご帰宅となります。

3結果書類の郵送

後日、脳ドックの結果を郵送いたします。


当院の脳ドックのコースについて

シンプル脳ドック【1.5テスラMRI (頭部MRI+頭部MRA+頸部MRA) 】

おすすめする方

  • 脳ドックを受診したことがない方
  • 脳梗塞などの脳の病気が気になる方
  • 脳ドックを定期的に受診したい方
  • 脳ドックを受診したことがない方や定期的に受診したい方
  • 脳疾患等を早期に発見したい方
  • ご家族にくも膜下出血など脳疾患がある方
  • 人間ドックなどで頸動脈エコーが済んでいる方

費用

シンプル脳ドック 25,300円(税込)

スタンダード脳ドック【1.5テスラ (頭部MRI+頭部MRA+頸部MRA+頸部エコー)】

おすすめする方

  • 脳梗塞などの脳の病気が気になる方
  • 脳ドックを定期的に受診したい方
  • 脳ドックを受診したことがない方や定期的に受診したい方
  • より詳細なカラダのチェックを行いたい方
  • 脳疾患等を早期に発見したい方
  • ご家族にくも膜下出血など脳疾患がある方

費用

スタンダード脳ドック 30,800円(税込)

プレミアム脳ドック【1.5テスラ (頭部MRI+頭部MRA+頸部MRA)+頸動脈エコー+心電図+血液検査】

おすすめする方

  • 生活習慣病が気になる方
  • 脳梗塞などの脳の病気が気になる方
  • 脳ドックを定期的に受診したい方
  • 脳ドックを受診したことがない方や定期的に受診したい方
  • 脳疾患等を早期に発見したい方
  • ご家族にくも膜下出血など脳疾患がある方

費用

プレミアム脳ドック 37,400円(税込)

専門医による認知症ドック【基本検査+頭部MRI+頭部MRA+VSRAD(認知症等)+頸部MRA+頸部エコー】

おすすめする方

  • 生活習慣病が気になる方
  • 初めて人間ドックを受ける方
  • 脳ドックを受診したことがない方
  • 脳梗塞などの脳の病気が気になる方
  • 脳ドックを定期的に受診したい方
  • 脳ドックを受診したことがない方や定期的に受診したい方
  • 脳疾患等を早期に発見したい方
  • ご家族にくも膜下出血など脳疾患がある方

費用

専門医による認知症ドック 42,900円(税込)

専門医による認知症ドック【基本検査+頭部MRI/MRA+VSRAD+頸部MRA+頸部エコー】

おすすめする方

  • 生活習慣病が気になる方
  • 脳ドックを受診したことがない方
  • 脳梗塞などの脳の病気が気になる方
  • 脳ドックを定期的に受診したい方
  • 脳ドックを受診したことがない方や定期的に受診したい方
  • 脳疾患等を早期に発見したい方
  • ご家族にくも膜下出血アルツハイマー病などの方がいる方

費用

専門医による認知症フルドック 42,900円(税込)

定期的に脳ドックを受けましょう

脳卒中は日本人の死因の上位を占めており、寝たきりになる原因疾患としては最も多いため、予防のために定期的に脳ドックを受けましょう。特に深刻な状態を引き起こすことが多いくも膜下出血は、原因となる脳動脈瘤の時点では自覚症状がなく、突然に発症するため、早期発見のためには脳ドックの受診が非常に有効です。


脳ドックに関するよくある質問

脳ドックを受けたほうがいい人はどんな人ですか?

脳ドックは特に下記のような方におすすめです。

  • 高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病をお持ちの方。
  • 家族に脳卒中や脳血管障害を経験された方がいる方。
  • 頭痛・めまい・「物忘れ」など、脳神経系に関連しそうな症状が続いている方。
  • 年齢的に「脳血管疾患リスク」が上がるとされる40歳以上の方。

こういった条件に当てはまる方は、発症前の変化を早期に捉えるためにも、定期的な脳ドックを検討する価値があります。

脳ドックを受けることのデメリットはありますか?

脳ドックには多くのメリットがありますが、いくつか留意すべき点(デメリット)もあります。

  • 自由診療である場合、保険適用外となり検査費用がかかることがあります。
  • 検査で異常が見つかった場合、必要以上に不安となるケースもあります(偽陽性/過剰検査の可能性)。
  • 金属インプラント・ペースメーカー等を体内に装着している方は、MRI・MRA検査が制限されることがあります。
  • 検査結果だけでは確定的な診断にはならず、異常が出た場合には更なる精査・治療が必要になるため、検査後のフォローアップも重要です。

検査の前には、こうした点も把握したうえで受診を検討することが望ましいです。

脳ドックを受けるタイミング(推奨年齢)はありますか?

当院では、40歳以上の方に定期的な脳ドックを推奨しています。理由としては、脳血管疾患のリスクが徐々に上がる時期が40歳以上であるためです。なお、年齢にかかわらず家族歴がある、生活習慣病を抱えている、頭痛やめまい、物忘れなどの症状のある方は脳ドックを推奨します。

脳ドックで禁止されていることはありますか?

脳ドックそのもので「絶対にしてはいけないこと」というは禁止事項が明記されているわけではありませんが、MRI/MRAを用いる検査で注意すべき点があります。

  • 体内に金属などがある方(ペースメーカー・人工内耳・金属片・インプラントなど)は、MRI検査ができない、または条件が厳しくなる可能性があります。
  • 検査当日は激しい運動や飲酒、睡眠不足など、体調を極端に崩す行為は検査の精度や安全性に影響を及ぼすかもしれません。
  • 検査前に問診で「金属が体内にあるか」「以前に脳や血管の手術を受けたか」などを正確に申告することが求められます。

以上を守ることで、安全かつ正確な検査を受けることができます。

脳ドックでくも膜下出血は分かりますか?

脳ドックで使用される頭部MRIおよびMRA、頚部MRAなどの検査により、くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤や血管異常を検出できる可能性があります。
ただし、既に破裂しているくも膜下出血を「過去に起きていたかどうか」評価するのは検査コースによって限界があります。くも膜下出血が疑われる症状(激しい頭痛、吐き気、意識低下など)があれば、お早めにご受診ください。

この記事の執筆者

院長 日暮 雅一 ひぐらし まさかず

院長日暮 雅一 ひぐらし まさかず

略歴

1999年 横浜市立大学医学部 卒業
横浜市内複数の基幹病院で修練
2005年 小田原市立病院 
脳神経外科主任医長
(2005年度 脳神経外科部長代行)
2009年 横浜市立大学大学院医学研究科
脳神経外科助教
(2011年度 脳神経外科教室医局長)
2012年 Australia Macquarie大学留学
医工連携学research fellow
2014年 新緑脳神経外科・
横浜サイバーナイフセンター医長
2016年 ほどがや脳神経外科クリニック開設
2019年 医療法人社団 正念 設立

資格

  • 医学博士(神経薬理学)
  • 日本脳神経外科学会専門医
  • 日本頭痛学会専門医/指導医
  • 日本脳卒中学会専門医/指導医
  • 日本認知症学会専門医/指導医
  • 認知症サポート医
  • 日本医師会認定産業医
  • 身体障害者福祉法15条指定医(肢体不自由 言語咀嚼)
  • 難病指定医
  • 自立支援指定医療機関(てんかん)

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